2010/06/13
VERO TWIQO

さいきんおともだちのVERO TWIQOのちぃこちゃんのアトリエがオープンしました!






















場所は錦糸町から歩いて15分かからないくらい。
駅前のメインストリートから一本はいった静かなところにあります。

先週オープニングパーティーにちょっとお邪魔してきました。

入ってまずはじめにびっくりしたのはDMで見ていた入口が実在していたこと!

2部屋あるうち1つは彼女のアトリエで、コンクリートがアーチ状に繰り抜かれている
壁をくぐるとそこがショールームになっています。

壁付けの棚や天井から吊り下げられている棚は、バロック調の木の柱をまっぷたつに切って
加工してつくられたもので、彼女の世界観にもよく合っていて、本当にすてきな什器でした。
なんでもどこかの建物が壊されるときにその柱をたくさんもらってきてつくったとか。
その上にVERO TWIQOの靴がきれいに並んでおります。

あとキッチンのカウンターがまたかわいいのですが、ワゴンにもなっているし
裏に回るとしっかり食器を収納してくれる棚がなかにあるんです。

またいつも展示会ではおなじみの、靴のカタチをしている木彫りの枠のおおきな鏡があったり、
きょねんからスタートした新しいラインの「Mt.Hari」(マウント・ハリ)のプロダクトがならんだり。

ほんとうによい空間でした。

おみやげにcookie boyのクッキーもひとつ。
ちゃんとパッケージが入口のアーチ型になってる!!







VERO TWIQOについて話すと、、
個性的な世界観のある靴ブランドです。

一瞬ほんものの木?かと思う、木の模様の革でつくられている
「TRONCONE」シリーズはわたしもパンプスをお気に入りで履いてます!





ほんとは他にも欲しいのがいくつかあるのですが、
少しずつ、ね。

展示会に行くたびにいつもいろいろな靴を履かさせていただいたりしちゃってますが、
ヒールの高さもほどよかったり、靴の中のクッションもしっかり入っていたり、
実際に履いたときに脚がきれいになるラインがよく計算されてます。


ひとまず今回は前から欲しかったブーツ用のシューズキーパーをオーダーしてきました。

これからも繰り広げられるVERO TWIQOのクリエーションから目が離せません。

VERO TWIQO
http://verotwiqo.com/

2010/06/12
start@gallo

gallo the Livingでのお取り扱いがスタートしました。

今は[3]でも展示しておりました、[rollin’ ring]と[plastic print]が並んでいます。



[rollin’ ring]のお取り扱いはまだこちらのお店のみなので、
実物をご覧になりたい方はぜひgallo the Livingに足をお運びくださいませ。

来月よりもう1店舗増えますが、そのお話はまた今度ご紹介します!

[kado]はただいま準備中です、、

もうしょうしょうおまちください。

2010/06/08
experiment report

報告がおそくなってしまいましたが、先月25日で展示会 [3] を無事終えました。
忙しい中会場まで駆けつけてくださったみなさま、ほんとうにほんとうにありがとう
ございました。
久々に会えた方もたくさんいたり、また新たな出会いもありで、貴重な時間を過ごす
ことができました。

これより [3] の「実験結果」としてここに報告いたします。



この看板を目印にビルの地下に進むとgalloはあります。



エントランスに現れるヌケメくんのインスタレーション



ヌケメくんの作る服は「根本的なメディアであり、手触りのあるコミュニケーションツール」
だと本人は語っています。

作品は、日本語を刺繍した帽子、プリントブリーフ、フォーマルなパジャマ、ツナギ、布団、
ふんどしなどがあります。

今回展示していた洋服は「ヤンキー専用パジャマ」。

帽子は、キャノンの写真新世紀の賞を取った写真家であり散文家のアーティストの
辺口芳典さんのコトバが刺繍されています。
いちど聞いたら頭から離れないコトバばかりです。
「寝タコを起こすドメスチック・ファンシー」とか。「口と包丁」とか。
「足し算が時々適当」とかとか。

プリントブリーフはカラフルな生地の上に、これまた意味ありげに捉えられる写真が
プリントされています。
「はさみ」とか「HOTEL」とか「穴」とかとか。







kagariのカバンもまた、一度見たらなかなか印象深いカバンです。
もともと言葉遊びがすきなヒトなんだと個人的には思っているのですが、

「カバンは空間を持ち運ぶもの」

「空間を作り出すものは壁」

「壁」=「カバン」

というコンセプトでかばんを作り続けている方です。

牛革でかたづくられたきれいなラインに、壁塗りに使われるパテが表面に塗られて
います。

私もカバンひとつと名刺入れをかなり長いこと愛用させて頂いているのですが、
月日を追うごとにいい感じに質感が変わってきます。
最近密買東京でも販売している
コンバースも かなり気になります。



calyxは今回[kado]と[rollin’ ring]、[plastic print]を展示しました。





[kado]はひとつひとつ、その人にとってインスピレーションを感じた花を選び、
組み合わせできるようになっています。

昔母親と一緒に華道を習いに行っていたのですが、このジュエリーもそんな感覚で
楽しめたらなと。
アメリカのフラワーデザインは、3次元のどこから見ても統一したフォルムが感じられ
るように生けるとされていますが、華道は鑑賞する見る方向を正面と定めたり、3次元
の空間を2次元で最大限に表す流れがあります。

四季がある日本だからこそ季節にあわせて選んでもいいし、そのヒトの誕生日にまつ
わる花を選んでもいいし、花にかくされたメッセージを加えてもいいです。

以前結婚のお祝いのプレゼントとしてオーダーを受けたことがあります。
そのときは、その人のお誕生日の花と「祝福」という意味のお花を加えてつくりました。





[rollin’ ring]はだれでもどの指にもつけれるゆびわです。
ゆびわってサイズが固定されているものが多いがゆえに、せっかく気に入ったのに
身に着けることができなかったり、指のサイズが変わってしまったために
つけることができなくなってしまうことがあります。
そんなもどかしさを無くしたくてこのゆびわが生まれました。

ゆびわをひとつひとつよくみると、素材に直接テクスチャーが入っているのですが、
これはcalyxの実験的な要素も含まれていて、身の回りにあるいろんなものから
金属に直接プリントしています。
壁に貼られている写真がそれぞれ実際に使われたマテリアルです。
中には、実はつけまつげからプリントされたものも隠れていたりします。



[plastic print]もcalyxのなかで実験的要素が多いラインです。
「plastic」にはよく耳にする素材名としてのプラスチックと、もうひとつ美術用語で立体造形
の意味があります。
つまるところ、plastic printとはプラスチックに立体的なプリントをし、造形していくことです。
[rollin’ ring]に続き、こちらも身の回りの立体物でプリントを続けていこうとしています。
日々おもしろいカタチを求めて実験中です。

ガラスのビンの底や、もう使わなくなってしまったアクセサリーをplastic print
するとあらわれたのはレースみたいなカタチ。

空枠とよばれる、石が留められる前のアクセサリーパーツplastic printすると
あらわれたのは石みたいなカタチ。

それぞれのカタチから構成されてつくられていきます。



ビンの底はよく見ると微妙にメーカーによってカタチが異なっていて、
たまにレアなカタチをしているものもあります。

[3]は終了しましたが、今後もgallo the Livingに常設としてヌケメ、kagari、calyxの商品が並びます。

横浜まできたときは、ぜひふらりとgallo the Livingに立ち寄ってみて下さい。

そこだけ空間を切りとられてきたように、ビルの地下の廊下を進んでいくと
突如現れるおもしろい場所です。

そこにはゆるやかな時間が流れています。
時間に追い立てられている日常を忘れることができるかもしれません。

ゆるやかな時間といえば、ここのとこ実家に帰っていなくて、
そろそろじぶんをリセットしに行かないとなと、さいきん思います。

半年に1回だけでも、それは必要不可欠なことみたいです。

東京にいて、毎日時間がないと言っていることがうそみたいに、
地元にいると、いろんなことができそうな気がしてきます。

物理的自由の中にある精神的不自由か、物理的不自由の中にある精神的自由か。
どちらをしあわせと思うかは人それぞれですが。