2011/11/01
YOKOHAMA TORIENNALE 2011

毎年この時期はアートやデザインのイベントがもりだくさん。

先日、ようやくヨコハマトリエンナーレに行ってきました。

ヨコハマトリエンナーレは3年に1度だけ開催される、日本を代表する現代アートの国際展。
3年前の前回はじめて行きましたが、個人的には今回の方がすきな作品が
多かったです。

メイン会場は横浜美術館。







ここでいちばんすきだったのはこの作品があった部屋。





マッシモ・バルトリーニというイタリア人アーティストの作品。
人が近づくと中央にある大きなオルゴールみたいな装置が動きだして、
まわりに組まれているパイプから音が響いてきました。
音は、パイプオルガンとはまた違って、ホルンみたいな音色。

その隣には、一見ステンドグラスのように見える、ダミアン・ハーストの蝶でつくられた
作品がありました。写真がNGだったので画像はありませんが。

今回のキュレーションで、この作品が隣り合うことはマストだったに違いありません。
荘厳でとてもよい雰囲気でした。


その次にすきだったのはこちらの作品。

http://www.yokohamatriennale.jp/artist/index.html#!prettyPhoto[artist]/51/

この画像は別な会場で撮影されたものだと思いますが、今回はもっと天高がある天井から、
青っぽいガラスの電球だけ展示されていました。

この電球のひとつひとつが、横浜のとある子供部屋の明かりとリンクされていて、
子供がいない、もしくはお昼で明かりを消していると会場の電気がつき、
子供が帰ってきて、夜になって、明かりをつけたら、
会場の電球が消えるという仕組みです。

私が行ったときは平日のまだ明るい時間だったので、ほとんどがついていました。
きっと学校に行っているのかな、と想像してしまいます。

目には見えないものとリンクしている現実があることで、
そこでイメージはより膨らむものなんですね。

次に作品が多かった会場は日本海岸通郵船倉庫。
別名BankART。
ここは以前「gallo the Living」という、おもしろいお店が入っていた、横浜ビルの後ろにあります。
なつかしい。

BankARTのいちばんのメインはクリスチャン・マークレーの「The Clock」。
これは24時間の映像作品なのですが、さまざまな映画などから、時間を象徴する
シーンをうまく編集してつなぎ合わせ、現実の時刻と一致するようになっています。
インタビュー記事を見つけたのでリンクを張っておきます。
http://www.art-it.asia/u/admin_ed_feature/iA2gWGzXUkqv0nhO3y4C

最初見に行ったときは時間がなくて15分くらいしか見れなかったので、
リベンジしたいなと思っていたら、後日、1日限りの24時間上映を開催してくださる機会があることを知りました。
さすがにそれをコンプリートできる程の体力はなかったのですが、せめて見れる機会が少なそうな
夜の時間帯だけでもと思い、夜に参戦してきました。
やはり真夜中の0時は、象徴的な時刻だからこそ、たくさんの映像がありました。
ぜひまた何かの機会があれば、ご覧頂きたい作品のひとつです。

ヨコハマトリエンナーレ
http://www.yokohamatriennale.jp/