日曜日ひさしぶりに東京都現代美術館に行き、
企画展示の「装飾」を見てきました。
入ってすぐ現れたのは黒田潔さんの壁じゅうに描かれた絵。
黒田さんの世界観が私はすきです。
たぶんそこには理由はなく、感覚的にすきなんだと思います。
http://www.kiyoshikuroda.jp/
今回出展していたアーティストの作品は、本当に気が遠くなりそうな作業量が窺える、
極めて繊細な作品が多数ありました。
仕事柄今まで「繊細な仕事」を見る機会は多くありましたが、
今回の展示されていた作品は繊細でいてスケールが大きいものばかり。
主観ですが、外ではなく、内側に向かうおおきなエネルギーを感じました。
山本基さんの塩のインスタレーションは想像以上に広い空間でした。
以前同じく塩を使った桜のインスタレーションを本か何かでみてずっと気になっていたアーティストで、
ようやく実物を目にすることができました。
http://www.motoi.biz/
小川敦生さんの作品は今回は石鹸に「一筆書き」のドローイングが施されていました。
細やかなシダ植物のような模様はすべてひとつの線。
思わずはじまりはどこなのか目で追ってしまいました。
小川さんはお仕事でも何度かお会いしている方なのですが
本当にユニークな方です。
かなりコアな音源も作っていらっしゃいます。
http://www.turqoiserosco.com/atsuo_ogawa.html
いちばん最後の部屋に展示されていた塩保朋子さんの作品は特に圧倒されました。
天井から下がっている1枚の大きな紙。
よくみるとそれはドローイングではなくすべて切り絵なのです。
後ろの壁に浮かび上がっていた絵は間違いなく影でした。
http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibition/data/080829tomoko_shioyasu/”>http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibition/data/080829tomoko_shioyasu/”>http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibition/data/080829tomoko_shioyasu/